ブックタイトルい草インテリア 総合カタログ [2018年 春・夏]

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い草インテリア 総合カタログ [2018年 春・夏]

い草の教科書IGUSA textbookI G U S A S t o r yその 3 い草の歴史畳の職人制が確立。農村部や小さな集落などに畳が普及し始めます。岡山地域でい草の栽培が盛んになり、一九六七年まで全国で最多生産量を誇ります。一九六八年から、熊本地域(八代市付近)がい草栽培の中心地となります。一九七〇年頃からは韓国や台湾でい草栽培が始まり、一九八〇年からは中国の寧波地域などでの栽培が始まりました。中国の産地は当初寧波地域が中心となっていましたが、市街化が進み現在では四川地域に移行しています。江戸時代(後期)明治時代昭和一九九三年頃からは中国産地が日本国内を上回る栽培面積となり、以後熊本地域も栽培が縮小し続けています。その中国産地も畳需要の減少により、二〇〇三年をピークに減少しています。現在、国内生産量の九〇%が熊本で、その他は福岡、広島、岡山、石川、高知でごく少量ずつ生産しています。平成Silk Road海を渡ってきた、い草い草の原産地はインドで、シルクロードをたどって朝鮮半島に入り、その後日本に伝わったとされています。現在では北は北海道から南は沖縄まで、日本全土に自生しています。環境の変化にも柔軟に対応できることから、日本においてはポピュラーな植物のひとつに挙げられます。CHINAKOREAJAPANINDIA010